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ごちそう!

最初に発病したのは12年前、32歳の時…
今回は左足だけだったが、その時は両足が腫れて、
痛みに耐え切れず、診察を受けて、即入院…
足の腫れを引かせるのに1週間。
医師に下痢が続いてたことを伝えると、
大腸内視鏡検査をするとのこと。
その検査の結果、
足の腫れは大腸の潰瘍からくる
合併症であることがわかった。

大腸を治療するのに初めての絶食1ヶ月。
口から食事をしない代わりに成分栄養剤を
鼻から胃まで通したチューブから点滴で落としていた。
絶食が始まって最初の1週間で
食事の時間に同室の人達が食べている箸の音や
料理の臭いに耐え切れず、
それ以来、食事の時間になると病室を出て、
ひとり面会ロビーで時間をつぶした。
今回もそれを覚悟したが、
前回は退院まで鼻からチューブで入れていた成分栄養剤が、
今回はいろんなフルーツの味を付けて、
口から飲めるようになっていて、
点滴台をガラガラ連れて歩かなくてもよくなっていた。
この成分栄養剤をチューチュー吸っていると
空腹感はないが満腹感もない…
しかし、今回も食事の時間にはその成分栄養剤のボトルを持って、
病室を出ることは変わらない…



いま3週間目に入り、
今日から食事に移行するとのことで、
今日からやっと食事の時間に部屋から出ていかなくて済む…
昨日の回診の時の話ではおもゆからと言われていたが、
五分がゆだった。

五分がゆと味噌汁と白身魚をほぐしたものと
かぼちゃの煮物とりんごジュース。

2度目の入院にして、初めて目の前に差し出された病院食!
2週間ぶりに見た食事は僕にとってはまばゆいばかりのご馳走に見え、
一品一品をまじまじと見てしまい、
どうやって食べるのかさえ忘れ、思わず写メで撮ってしまった。

五分がゆをひとくち恐る恐る口に入れ、
続いて魚やかぼちゃを噛みしめると
薄味であるはずの食材の味が口の中いっぱいに広がり、
おなかの中に滲みわたった!うっめぇ~!!!

一口一口味わいながらきれいに平らげ、
こんなに満腹感を実感したのは何日ぶりだろう…
by par72_hdcp36 | 2007-08-02 11:40 | Life | Comments(2)
Commented by SHIBBY at 2007-08-02 21:59 x
潰瘍性大腸炎でしょうか。
僕も多少は理解しているつもりですが、大変ですね。
ほとんどの人間、いつか持病を抱えます。
ちょっと早いけど、開き直ってがんばっていきましょう!!
病は気から!
僕も緑内障持ってます。
気長に病気と付き合っていきましょう!!
Commented by おーもり at 2007-08-03 03:57 x
潰瘍性大腸炎とほぼ同じような病気なんですが、
「クローン病」という病名で、特定疾患に指定されています。
病名を聞くとちょっと引きますが、
クローン牛とかのクローンではなく、
この病気を発見したのが
「クローン博士」だったことからついた病名だそうです。
もっと早く再発するかもしれないと
思いながら生活していたので、
よく12年ももったと思っています…
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